Report
大会レポート

白馬村と小谷村の境にかかる橋梁を走る ALFA ROMEO Giulietta Spider
17 Jun. 2018
【Day2】日常を離れ愛車とともに過ごした2日間
ラリー2日目の17日は、早朝雲が出ていたものの徐々に太陽が顔を出し、白馬東急ホテルを出る頃には、青空が広がっていた。この日は、白馬から八ヶ岳へ戻る約176kmのルートを半日の行程で走る予定となっており、エントラントたちは早朝からエンジンをかけて車の調子を確認し、最後まで完走できるよう準備に余念がなかった。
晴天の中、最初のPC競技会場となる白馬アルプスホテルへ向かう一行。ここは、1日目の最後に競技を行った場所だ。前日と同じコースレイアウトと設定で行われたPC競技は、エントラントたちの腕の見せどころ。天気も気温も違うため、条件も微妙に変わってくる。昨日ここで手応えを感じたチームもそうでないチームも、気持ちを新たに競技に挑んだ。
白馬アルプスホテルを出ると、次の目的地である曇野市役所へ。2日目は半日のため、ここが最後のPC競技会場となる。安曇野市役所でのPC競技は2区間のみだが、ここでの結果が最終的な順位に大きく関わってくることを、エントラントたちはよく知っている。地元の人たちが見守る中、いつになく真剣な表情で計測ラインを見つめながらハンドルを握るエントラントの姿が、印象に残った。
安曇野市役所で競技をこなした後は、ゴールとなる八ヶ岳高原ロッジを目指し、最後のドライブを楽しむ時間だ。高速道路には乗らず、美しい風景が続く一般道を走るルートからは、景色と運転を楽しんでもらおうという主催者の想いを感じることができる。空の青さが山々の緑を際立たせ、稜線をくっきりと浮かび上がらせている。
暑いくらいの日差しの中、空気がほんの少しだけひんやりしてきたら、ゴールの八ヶ岳高原ロッジはもう目の前。ゴールまで無事に走りきったエントラントたちは、日に焼けた顔に充実した笑みを浮かべながら、表彰式の会場へと向かった。
昼食を食べながら、和気あいあいとした雰囲気の中で行われるアウトストリケ恒例の表彰式。昨年は暑さのため見送りとなった、上位3組によるお決まりのケーキカットも今回は無事に行われ、会場は笑顔に包まれた。そして、いよいよ表彰へ。
第3位となったのは、No.42の勅使河原・横田チーム。アウトストリケの常連参加者である彼らが、その実力どおりの力を発揮し、好成績を収めた。第2位は、昨年のグランプレミオで優勝しているNo.2の岡野兄弟チーム。今回は、わずか2ポイントの差で敗れる結果となった。そして、その僅差で優勝を果たしたのが、No.1の矢部親子チームだ。昨年秋のコッパデッレの優勝に続く、素晴らしい成績である。このままの勢いが続くのか、それとも誰かがそれを止めるのか。今後が非常に楽しみだ。
梅雨の合間の、清々しく気持ちのいい2日間が終わった。エントラントたちは、競技に集中しつつ、景色や運転を充分満喫することができただろう。深緑のワインディングロードを駆け抜けながら、日常を離れ愛車とともに過ごした2日間は、とても贅沢な時間だ。高原の澄み渡る空気の中で、エントラントたちはまた秋のコッパデッレで会う約束をして、それぞれの帰路に就いた。
(文&写真:岩本 美香)
安曇野市役所で最後のPC競技に臨む PORSCHE 356C Cabriolet
ALFA ROMEO Giulietta Sprint が見つめるのは、安曇野市役所で行われたPC競技の計測ライン
ゴールの八ヶ岳高原ロッジに到着した JAGUAR XK 120 OTS
1位から3位までの入賞者によるケーキカットは、アウトストリケの恒例となっている