Report
大会レポート

ゴールの八ヶ岳高原ロッジに到着した ALFA ROMEO Giulietta Spider
16 Jun. 2019
【Day2】仲間や愛車と過ごす、2日間の贅沢な時間
2日目となる16日も、朝から雨模様。白馬の山々には霧がかかり、その稜線を望むことはできないが、晴れた日とはまた違った、神秘的な雰囲気を醸し出している。この日は白馬を出発し、午後には八ヶ岳に戻る予定。道中、雨が止んでくれることを祈りながら、白馬東急ホテルを後にした。
最初のPC競技会場となる白馬乗鞍スキー場駐車場へ向かって、雨の中を北上する一行。ここでは、白馬乗鞍スキー場駐車場でスタートした計測が、次のPC競技会場の白馬アルプスホテルまで続く設定になっており、エントラントたちは計測ラインを踏むタイミングを合わせるのに、懸命になっていた。
2日間をとおして、白馬アルプスホテルでの競技が最後となるため、強まる雨を気にすることなく、車から身を乗り出して真剣な表情で計測ラインを目視する姿は、まさに勝負を意識したアスリートのよう。1日目の暫定成績を気にしつつ、ひたすら目の前のPC競技に挑むエントラントたち。雨の白馬を出ると、一気に南下し、八ヶ岳を目指す。
安曇野や松本に入ると雨はあがり、雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせていた。6月の風は心地よく、澄んだ空気は夏の気配を含んで、頬を撫でていく。ゴールの八ヶ岳は、もう目の前だ。
八ヶ岳高原ロッジに到着すると、2日間で約460kmを走り切った車とエントラントたちを、青空が迎えてくれた。白樺のトンネルから差す木漏れ日に照らされた車たちは、どこか誇らしげに輝いていた。
ランチを兼ねた表彰式では、上位3組による恒例のケーキカットが行われ、終始穏やかな雰囲気に。そして、順位の発表へ。
第3位となったのは、No.2 の岡野兄弟チーム。昨年のグランプレミオでは2位の成績を収めている彼らだが、今回1日目の成績が振るわず、上位入賞は難しいと思われていたが、なんとか22ポイント差で3位に食い込んだ。第2位は、昨年秋のコッパデッレでも2位を獲得した、No.17の小宮夫妻チーム。1位とはわずか8ポイント差で、惜しくも準優勝となった。そして、今回見事優勝を果たしたのは、No.4 の勅使河原・横田チームだ。こちらのチームも、昨年のグランプレミオで3位となった実力派。これまで上位入賞はしてきたものの、なかなか優勝を手にすることができなかった彼らに、会場からは敬意に満ちた大きな拍手が送られた。優勝の喜びを噛みしめる彼らの姿が、とても印象的だった。
雨模様となった、今年のグランプレミオ・アウトストリケ。雨に濡れる幻想的な信濃路もまた、いいものだなと感じた2日間だった。ゴールには晴れ間も見えて、高原の清らかな初夏の風を感じることができた。同じ趣味を持つ仲間たちと楽しく走って、真剣に競技に挑む。これ以上ない贅沢な時間である。秋のコッパデッレで再会することを楽しみに、エントラントたちはいつもの日常へと戻っていった。
(文&写真:岩本 美香)
雨が強まる中、白馬東急ホテルで最後のPC競技に臨む LOTUS 17
身を乗り出して計測ラインを目視する DINO 246GT
計測ラインを見ながらタイミングを合わせる ALFA ROMEO Giulietta Spider Veloce
アウトストリケ恒例の、1位から3位までの上位入賞者によるケーキカット